はじめに
Embed from Getty Images
2024年、ヒップホップ史に残る歴史的なビーフが勃発。
「ケンドリックラマーvsドレイク」
ラッパーBIG3と呼ばれる、シーンにおいて圧倒的な地位・実績を築いてきた両者の間で起きたビーフはこれからのヒップホップシーンを揺るがす出来事としてかなりの注目を集めました。
–BIG3–
ヒップホップシーンにおける地位・実績トップ3人のこと。
ケンドリックラマー・ドレイク・Jコールの3人が位置付けられている。
なぜこのビーフは起こったのか、ビーフの結末はどうなったのか解説していきます。

ケンドリックラマーの凄さを解説!シーンを牽引する男が持つバックボーン
ケンドリックラマーの凄さを解説!ドレイクとのビーフで圧勝し、シーンの頂点に立ったケンドリックラマーが持つバックボーン、地元コンプトンでの暮らし、偉業などについてお伝えしていきます!
ケンドリックラマーvsドレイクのビーフの結末
Embed from Getty Images
結論から言うと、「ケンドリックラマーvsドレイク」のビーフはケンドリックラマーの圧勝と言う形で幕を下ろしました。
ケンドリックラマーが圧勝したと言える理由を挙げていきます。
ケンドリックラマーが圧勝したと言える理由
Embed from Getty Images
- ケンドリックラマーのドレイクディス曲「※Not Like Us」が強烈過ぎた
- ケンドリックのするディスの方がドレイクよりも鋭くてキレ味が高かったから
- ドレイクが「Not Like Us」で大打撃を受けた後、泣きつき、訴訟の準備を始めたから(笑)
-Not Like Us-
ドレイクへのディス曲。
未成年○行の疑惑があるドレイクをディスっている渾身のディス曲。
2025年スーパーボウルのハーフタイムショーで披露された挙句、数万人の現地観客に合唱されてしまった。
そもそもなぜビーフは起きたのか
ここまでケンドリックラマーがこのビーフに圧勝したことを伝えましたが、そもそもビーフが起きたきっかけが気になりますよね。
そこで「ケンドリックラマーvsドレイク」ビーフのきっかけから流れを要約をしました!(なるべく簡単にまとめましたが、少し長くなります)
ビーフの要約
- 2023年ドレイクがアルバム「For All The Dogs」をリリース。
収録曲「First Person Shooter」に参加したJ.コールが”Big3”というフレーズを使い、シーンのトップはJ.cole、ケンドリック、ドレイクだと主張。
- 2024年3月、フューチャー、メトロブーミンがアルバム「We Don’t Trust You」をリリース。
収録曲の「Like That」でケンドリックがドレイクとJ.コールを名指しでディス。
加えて「Big3って何だよ トップは俺だけだ」とラップする。
- 2024年4月、フューチャー、メトロブーミンが続編「WE STILL DONT TRUST YOU」をリリース。
アルバムに参加したカナダ人で同郷のウィークエンドやエイサップ・ロッキーもドレイクをディス。ドレイク1人vs複数の構図になる。(笑)
- 👆これのアンサーとして、ドレイクは2024年4月に「Push Ups」と「Taylor Made Freestyle」でディスってきたラッパー全員に反撃。
「Taylor Made freestyle」では音声変換AIを使い、ケンドリックが敬愛する2パックとスヌープドッグの声を利用しケンドリックをディスるという、かなり斬新な方法で攻撃。
中でも、ケンドリックの妻に対して言及したことがンドリックの逆鱗に触れる(ビーフに家族を巻き込まれたから)
- 👆このドレイクのアンサーを受けたケンドリックが攻撃を激化させてさらにドレイクをディス。
楽曲「Euphoria」「6:16 in LA」をリリース。
今は亡き敬愛する2パックの声を利用しAIでラップさせたことや、ドレイクがNワードを使うのことに対して痛烈にディス。(ドレイクは白人と黒人のハーフのカナダ人)
- 👆このアンサーとしてドレイクが楽曲「Family Matters」をリリース。
冒頭からNワードを使ったり、「お前はいつも奴隷を解放させるかのようにラップするよな」(ケンドリックは黒人の権利を主張するようなラップをすることが多い)などとケンドリックを挑発。
ケンドリック以外にも、フューチャー、メトロブーミン、ウィークエンド、エイサップロッキーに対してもかなり怒りの矛先を向けてディスっている。
- 2024年5月ケンドリックが楽曲「Not Like Us」をリリース。
未成年○行の疑惑があるドレイクをディスる内容の一曲。
ちなみに「Not Like Us」のジャケ写は、ドレイクの家に性犯罪者のマークをつけたもの。
- 2025年2月、スーパーボウルのハーフタイムショーにてケンドリックが主演を務める。
数万人もの現地観客がいる中、「Not Like Us」を披露
テレビ中継された挙句、数万人もの現地観客が合唱したことでドレイクの面子は丸潰れ。実質的にケンドリックラマーがビーフを制した。
「Not Like Us」で大打撃を受けたドレイクはその後、「Not Like Us」のストリーミングが成功したのはSpotifyによる不正操作だと主張し、まさかのSpotifyを訴訟する準備を始めていました。(笑)
ヒップホップで起きたビーフを法廷に持ち込むという荒技を行なったドレイクをビーフの勝者と言うことはできません!
まとめ
以上、ケンドリックラマーvsドレイクのビーフを解説しました!
大物同士のビーフだっただけに、かなり見応えのあるビーフだったと思います。
しかも最後はドレイクが訴訟を起こす準備をするというオチ付き(笑)
ビーフというと、2パックとビギーのビーフが今でも語り継がれていますが、今回のケンドリックvsドレイクのビーフも間違いなく今後シーンで語り継がれるビーフになることでしょう。
ケンドリックラマーとドレイク ビーフ後の2人の活動にも目が離せませんね!
最後までお読みいただきありがとうございました!
コメント